昨日の休みに「スティルライフ/CENTER EAST + 井上雅人」展を
見に行ってきました。
この展示はCENTER EASTを主催するナカヒガシ・C/E・ユウコ
さんと僕の文化服装学院時代の友達の井上くんの展示で友達として
、衣服に関わる者として是非行っておきたかった展示だったので
昨日行ってきました。
僕は服を作っているので初めはどうしても服の作りや形を見ていま
した。もちろんそういう意味でもよく作られた作品だったんですけ
ど、ずっと見ているとまた違った見え方をしていきました。
この作品で使われているスカート、ジャケット、袖は全部着れると
いうかまとえるんですけど、その為に作られたモノじゃなくて均等に
並べられたそのモノは凄く無機質なんですよね。
それはおそらく着るための服じゃないからなんでしょうけど、その
無機質さが何かに繋がると思いはじめて、それは自分達なんじゃい
かという答えが出ました。
でも人って不思議なことに無機質に同じ物を並べられているんですけ
ど、その中で何か特別な物を探してしまうんですね。
それは自分が特別な存在でありたいと思う願望なのかもしれません。
でもそうじゃなくて、もしかするとまず他の人と自分に大した違い
なんて無いということを認めないと何も見えてこないのかもしれない
と考えはじめ、その中で自分に何が出来るのかと問われているんじゃ
ないかというようなことを考えました。
その後のアート・トークでもそのようなことを話されていて、プロと
アマチュアの境は何か?など色々なことを沢山考えさせられました。
書きたい事はいっぱいありますけど、僕も正直まだ頭が整理しきれて
なくてこれ位の事しか書けませんが昨日感じたことの答えがいつか
出るのかななんて思っています。
帰りに井上雅人くんと話をしていて“昔はファッションが今の自分達
を映してくれていたように思うんだけど、今誰もやってないんだよね。
だから僕は社会学者/歴史家として今の自分達がどんな風であったか
残したかったんだよ”と言っていました。
たぶん僕も今の仕事の中で何かできる事がありそうなのでこれから探
していきたいなと思いました。
展示は今月の28日(日)までやってるみたいなので興味のある方は是非
行ってみてください。
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